2024.09.17コメ以外も高騰?秋の味覚に”異変”-県産の新米コシヒカリ店頭に並び始める【新潟】
秋の味覚に"異変"
県産の"新米コシヒカリ"が、スーパーの店頭にも並び始めています。新米の季節を迎えた中、心配されるコメの品薄や価格高騰に変化はあるのでしょうか。その一方、食欲の秋を代表する食材たちに異変が起きていました。
■岡拓哉アナウンサー
「三条市のスーパーでは、新米入荷ということで、今日から県産の新米コシヒカリが並びました。価格は例年よりも高めですが、コメが入荷しない、あるいはすぐに売り切れるような状況は落ち着いているといいます。」
三条市のスーパー・マルセンでは17日、約30袋の新米コシヒカリを入荷しました。価格は5kg・3500円ほどで、去年より500円から1000円の値上がり。入荷の制限もあるといいますが、新米が出回る季節を迎え「令和のコメ騒動」といわれた混乱は見られません。
■マルセン 太田雅悠専務
「案外こちらが高いと思っても、お客様がある程度納得している方が多い。問屋も農家も急いで収穫など作業を前倒してくれて、早めの解消を迎えることができたと思っている。」
一方、異変が起きていたのは鮮魚コーナーです。
■マルセン 太田雅悠専務
「かなり少ない状況で…本来は地場の魚が並んでいてもおかしくない季節だが、地場ほど値段が上がっている状況で、スーパーも手が出しづらい状況。」
台風などの影響で不漁が続き、水産会社によると平年と比べて3割減という情報もあるといいます。
■マルセン 太田雅悠専務
「本来お刺身の2点盛りは398円くらいが相場だが、今では600円以上という価格…。」
その影響は、秋の味覚にも…。
サンマは、特選品で1尾・538円。旬のハラコは、1kg・1万2000円と通常の1.2倍以上に値上がりしています。
■お客さん
「サンマ見たけど値段高いですね。いま一番おいしい時期だと思うが、もう少し安ければ。」
「魚は高いからあまり見ない。(Q.食卓にはあまり?)たまに顔を出すくらい。」
今後、回復の見込みもあるといいますが、天候に左右されるため先の読めない状況です。
■マルセン 太田雅悠専務
「月初から値上げするスーパーが多いので、よく使う商品が自宅で減っていたら月末に買い置きすることをお勧めしている。」
食欲の秋も、しばらく我慢が続きそうです。