2025.02.24コンテナ内にデータセンターを開業:外気や雪解け水など自然エネルギーも活用【新潟・湯沢町】
湯沢GXデータセンター
湯沢町にコンテナ型のデータセンターが新たに開業しました。雪解け水など自然の力で消費電力のコストを下げる仕組みも導入されました。
先週、運転を開始した『湯沢GXデータセンター』。コンテナ型のデータセンターでは、国内最大規模で約120棟がずらりと並びます。各コンテナの中には、生成AIに使われるGPUサーバーが備わっています。
■Getworks 林竜太朗事業統括部長
「生成AIがサービスとして活用するために、必要なのは学習の部分。そういったサービスのための下地の学習の部分を、ここでやっているという状況です。」
消費電力が大きいGPUサーバーは従来、ファンを使って冷却していましたが、〝液冷システム〟を新たに導入。外の空気と雪解け水を使ってサーバーの熱を冷やすことで、消費電力のコストを下げることができるといいます。
■Getworks 林竜太朗事業統括部長
「多くの水資源が存在する。雪自体も冷却に使うことができますし、自然エネルギーが豊富であるから湯沢町を選んだ。」
コンテナ型は、サーバーを設置すれば最速1カ月で利用することができるため、担当者は「すぐに稼働できることをアピールしたい」と話しています。