2024.09.16スノーボード・平野歩夢選手 現在の夢は「五輪2連覇」!地元に完成・世界初の施設で磨くトリック【新潟・村上市】
大技を披露した平野歩夢選手(14日・村上市)
スノーボードの北京オリンピック金メダリスト・平野歩夢選手の地元・村上市に、世界初の練習場が完成しました。式典に駆け付けた平野選手が〝あの大技〟を披露しました。
14日に披露された『村上スノーリサーチ&トレーニングセンター』は、ハーフパイプのエアを雪が無くても練習できる屋外型の世界初のトレーニング施設です。その完成イベントに、村上市出身で北京オリンピック金メダリストの平野歩夢選手と、弟・海祝選手が出席。2人の父であり、施設の代表を務める英功さんが練習場への思いを語りました。
■平野英功さん
「風とかに左右されないような安定してできる施設を目指していきたいと思う。そうすることで、世界中からこの村上に来ていただけると思っているので目指して作っていきたい。」
新たな練習場で、歩夢選手と海祝選手がトリックを披露。会場の子どもたちも興味津々です。
■参加した子ども
「素晴らしい回転などをしてくれると思うのでとても楽しみ。」
まずは歩夢選手、いきなり見せてくれました。大技〝トリプルコーク1440〟。北京オリンピックで金メダルを手繰り寄せた最高難度の技です。
■平野歩夢選手
「(Q.ファーストランで見せました?)上手くいきました。笑」
続いて、海祝選手も持ち味の高いエアで子どもたちを魅了しました。
■参加した子ども
「すごかった。回転がすごい。」
「高い所から飛ぶのが、とてもすごかった。」
「夢」をテーマに、子どもたちとのトークセッションも開かれました。
■参加した子ども
「平野選手のような世界一のスノーボーダーになりたい。」
■平野歩夢選手
「嬉しいですね、そういってもらえてありがとうございます。」
オリンピックで頂点に立った歩夢選手の現在の【夢】はー
■平野歩夢選手
「夢だった金メダルをかなえることができて、その先に行きたいなという気持ちが強い。それがあと1年半後のイタリアでの五輪で、2連覇目指したいと思っている。分かりやすい目標で言うと、2連覇をめがけて集中している段階。」
新たな夢、オリンピック2連覇の達成には、自身も制作に携わったトレーニング施設が大きな役割を持つと話します。
■平野歩夢選手
「自分の地元に施設ができたということが夢のような感覚もあるが、世界で一つしかないものを作るのは例がなく色々大変だったが、ようやく実現できたことをうれしく思うし、ここで練習したことを1年半後、みんなが熱くなるようなパフォーマンスを見せられたらと思っているので自分も楽しみ。」
トレーニング施設は当面、歩夢選手・海祝選手の練習施設として使用し、再来年春をめどに段階的に利用者を拡大していくということです。