2023.11.14ダムでボートに乗り作業 男性が放流口から流され行方不明に【新潟・三条市】
男性が放流口から流され行方不明
三条市の大谷ダムでボートに乗っていた男性作業員がダムの放流口に流され行方不明となっています。警察や消防が捜索にあたっています。
三条市の山あいにある大谷ダム。
県などによりますと事故が遭ったのは14日午前8時半ごろのことでした。
行方が分からなくなっているのは新潟市秋葉区の会社員・伊庭健之さん(50)。
一連の様子を他の作業員が目撃していました。
ダムでは排水管の工事のため堆積した土砂の撤去が進めていて、伊庭さんはひとりでボートに乗って作業していたといいます。
そのさなかダムの下流に流されたというボート。
放流口に吸い込まれそうになり、伊庭さんはライフジャケットを脱いで湖面に飛び込み泳いで逃げようとしました。しかし逃げられず流されました。
放流口の出口付近には、伊庭さんが乗っていたものなのか、ボートが浮かんでいました。
放流口は480mほど離れた副ダムにつながり、さらにその先は五十嵐川へと水が流れます。
伊庭さんの行方は分かっておらず、警察と消防は15日もボートが見つかった付近や五十嵐川で捜索を続けます。