2023.11.15ダム放流口から流され男性作業員が行方不明 捜索続く 県が現地調査で原因と対策検討【新潟】
捜索続く ダム放流口から流され男性作業員が行方不明
14日、三条市の大谷ダムで男性作業員がボートごと放流口から流され行方不明になり捜索が続いています。この事故を受けて県は現地調査を行いました。
県土木部の安全対策委員会は、工事の施工業者立ち合いのもと、当時、作業がどのように行われていたのかを確認しました。
14日午前、三条市の大谷ダムで、ボートで作業していた伊庭健之さんが直径5mのダムの放流口に吸い込まれた事故。
ボートだけが見つかり伊庭さんの行方は分かっていません。
伊庭さんは作業中に流されそうになったパイプを拾おうと放流口に近づいたということです。
■県三条地域振興局地域整備部 安原峡副部長
「事実としてこれだけ大きな事故が起きたということをしっかりと受け止めなければいけない。今後の安全対策をしっかりとしていく」
県は調査を踏まえて原因の究明や再発防止の対策を検討します。
現在ダムからの放流量が多く、伊庭さんの捜索は難航していて、警察と消防はダムの水量が減ったあとでボートが見つかった場所を重点的に捜索するとしています。