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2025.01.20“ライダーの聖地”営業最終日・・・上越市の老舗ラーメン店 61年の歴史に幕【新潟】

“ライダーの聖地”営業最終日・・・上越市の老舗ラーメン店 61年の歴史に幕【新潟】
“ライダーの聖地”にファンが殺到
能登半島地震で被害を受けた上越市の老舗ラーメン店が閉店し、61年の歴史に幕を閉じました。最終日の20日も全国からファンが駆け付け、にぎわいを見せました。

上越市直江津のラーメン店『ニューハルピン』。1963年創業の老舗です。
バイク好きの店主・笠原直之さんが有名なバイク雑誌とコラボしたのをきっかけに、ニューハルピンの味を求めて“ライダーが集まる聖地”と呼ばれるようになりました。

影を落としたのが2024年元日の能登半島地震。上越市では震度5強を観測し、店舗が傾くなどの被害を受けました。営業規模を縮小しオンライン販売などを続けて来ましたが、安全性を考え閉店を決めました。

■ニューハルピン 笠原直之店主
「年齢的には、あと10年ここでやれてたんだなと思うと、そのへんやりきった感はないけど仕方ないかなって。」

最終日の今日、オープンを前に行列ができていました。

■午前9時ごろから並ぶ
「ショックです。ショックですよ、皆さんそう思っている。大好きなお店なので、本当に最後の晩餐にここの五目ラーメンって決めてるくらいだったので。」

■並んでいた人
「(通っているのが)6、7年ですかね。最終日はタンメンにしようかな。」

■並んでいた人
「(店は)なくてはならない存在。また食べたい。」


午前11時、最後の営業が始まりました。

■午前9時から並んでた人
「安定の美味さです。このお出汁が。涙が出てくる。」

午後2時を過ぎても、行列が絶えることはありません。時間を延長して営業し、今日だけで100杯以上のラーメンを販売しました。

■お客さん
「やっぱ美味いですよ、これが最後というのがもったいない。」

■約50年通う常連
「時代の流れで味の変化はしている。歴史の重さは感じる、いい味が出ている。」

■ニューハルピン 笠原直之店主
「先代から継いだときは、無くすわけにはいかないという気持ちでやってきた。(これまでやってこられたことに)感謝ですね、ありがとうです。」

笠原さんは今後、別の場所での営業再開を目指します。
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