2025.03.27上越地域の医療再編「中期再編の素案」2024年度末のとりまとめ断念【新潟】
引き続き協議していく予定
県や医療機関が上越地域の医療再編を話し合う会議を開き、新たな中核病院の設置などを定めた素案について、当初目指していた2024年度末までのとりまとめを断念しました。
26日開かれた「上越地域医療構想調整会議」。患者数の減少や医師の担い手不足などを受けて、“新たな中核病院の設置”や“周辺病院との機能分担”を進める〝中期再編の素案〟を2024年度末までにまとめるとしていました。
しかし、スタッフの人材確保や運営方法などの調整が難航したため、2025年度中の合意を目指すことになりました。
■県福祉保健部 和田雅樹参事
「いままで違う組織や風土で活躍していたスタッフを、どのように1つの施設に集めるか。大きな課題があって合意に至らなかった。」
この会議では今後、中核病院の運営方法を始め周辺の病院との連携や患者の症状に合わせた病床数などについて、引き続き協議していく予定です。