県と上越市は新潟労災病院の閉院を前提とした上越地域の医療再編について市民説明会を開きました。

新潟労災病院は医師不足により患者の受け入れ数や病床数が減少していて、地域の5つの病院に機能を移管した上で閉院する方向で検討が進められています。
14日夜開かれた説明会では、県と市の担当者が約70人の市民に対し閉院を前提とした医療再編について説明しましたが、市民からは不満の声も上がりました。

■市民　
「なぜこの時点まで県や国が医師不足の状態をほっぽらかしていたのか」
■上越市健康福祉部 小林元部長　
「高度な医療を対応するために市内の県立中央病院や上越総合病院に医師が集まっていった」

県と市は今後も医療スタッフの受け入れ先などを検討するとともに、市民への説明を続ける方針です。