2023.05.15世界経済の安定に向けて G7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議が閉幕 新潟の食・文化の発信の成果に期待【新潟】
G7 共同声明を採択し13日に閉幕
新潟市で開かれたG7財務大臣・中央総裁会議はウクライナ支援などを盛り込んだ共同声明が採択され、
閉幕しました。県内の食や文化をアピールする場にもなり関係者は交流人口の拡大などにつながるよう
期待しています。
会議2日目の12日、新潟市の夜空に咲いた、戦争の犠牲者を追悼する「白菊」。各国の要人が見守る中世界平和への思いをのせた花火が打ち上げられました。
議長国として3日間の日程を終えた鈴木財務大臣と日銀の植田総裁は会見で共同声明について説明しました。
■鈴木財務大臣
「G7が国際的な諸課題について同じ方向を向いていくことを確認 大きな成果だと思う」
ウクライナへの財政支援の増額や、アメリカの銀行破綻などが続く中、世界経済の安定に向け「適切な行動をとる用意がある」と明記されました。
一方、各国の要人を新潟の食や文化でもてなしましたがその評価は…
■鈴木財務大臣
「初めて新潟という名前を知った方もいましたが新潟の食事やお酒・花火といったイベントを楽しんでいただくことができました」
■日銀 植田総裁
「信濃川が新潟にそそぐという雄大な景色を眺めつつ落ち着いた雰囲気の中で議論に集中することができた。特にお食事がすごく好評でして次のG7議長国はイタリアだがみんながプレッシャーをかける局面もあった」
取材で新潟を訪れた各国メディアによる魅力の発信にも期待がかかります。
最終日13日には、新潟市の小中学生が会場の朱鷺メッセを見学。国際会議の意義について考えました。
■参加した6年生
「会場でウクライナのことについてお話があって、ウクライナとどう関係しているのかなど詳しく話し合ってくれればこの世界がもっとよりよくなると思いました」
■参加した6年生
「銀行破綻とかがアメリカで起きているのでなんで起きているのかとかもっと詳しく見ていきたいなと思いました」
県内で開催された過去最大規模の国際会議は混乱もなく終了し、19日からは G7広島サミットが始まります。