2023.08.31佐渡島の金山 世界遺産登録は イコモスによる現地調査が終了【新潟】
「イコモス」による現地調査 県提供
来年の世界遺産登録を目指す「佐渡島の金山」についてユネスコの諮問機関「イコモス」による現地調査が終わりました。
現地調査は8月24日から30日までの7日間、随行した県と佐渡市の関係者以外には完全に非公開という形で行われました。
■文化庁 文化資源活用課文化遺産国際協力室 大川晃平室長
「静ひつな環境において現地調査を行う必要があり、調査自身は(完全)非公開で行うことになりました。我々の感触と致しましては、丁寧に説明を行い一定の理解は得られたというふうに感じているところでございます」
調査では構成資産の保存管理のあり方や、来訪者受け入れの体制などについて重点的に確認したということです。
佐渡市では、「佐渡を世界遺産にする会」の河野副会長が取材に応じました。
イコモスの面談に対し、急増が見込まれる観光客への対応などについて説明したということです。
■河野雅利副会長
「この現地調査自体がひとつ最大のポイントになると思っていたので、調査が終わったことでホッとしている」
今回の調査をもとにイコモスは評価と勧告を行い、来年夏以降に開かれる世界遺産委員会で登録の可否が決まります。