2023.08.25倒れてきた鉄の扉の下敷きに…ゴミ処理施設の死亡事故 遺族が責任者を告訴【新潟・長岡市】
長岡市のごみ処理施設・鳥越クリーンセンター
長岡市のごみ処理施設で男性従業員が死亡した事故を巡り、遺族が当時の責任者を告訴しました。
告訴状などによりますと去年11月25日、長岡市のごみ処理施設・鳥越クリーンセンターで従業員の阿部和紘さん(当時37歳)が突然倒れてきた高さ約6m、幅約1.8mの鉄製の扉の下敷きになり死亡しました。
遺族は25日、欠陥が明らかだったにもかかわらず、当時の所長が対策を講じなかったなどとして業務上過失致死の容疑で警察に告訴状を提出しました。
■亡くなった阿部和紘さんの父
「長岡市という行政が何も対応してこなかったのが一番。それによってせがれの命が奪われたのは取り返しのつかないこと」
告訴状の提出について長岡市の磯田達伸市長は「捜査に全面協力し、司法の動きを踏まえて対応を考える」としています。