新潟が誇る冬の味覚「ル レクチエ」の出荷が21日から始まりました。夏の猛暑や渇水の影響を受けながらも、例年以上の甘さに仕上がっています。

全国一の「ル レクチエ」出荷量を誇るJAえちご中越管内。
早朝から、農家が手塩にかけて育てたル レクチエが運び込まれました。

■生産者　
「（娘を嫁に出すみたいな？）うちはペットのネコがいっぱいいるので、そのペットのネコちゃんが嫁ぐような感じかな。」

今年は夏の猛暑と渇水の影響でやや小ぶりの傾向。出荷量も例年に比べて2割から3割ほど減る見込みですが、日照時間が長かったため糖度は15度以上と甘みのある果実になりました。

■JAえちご中越 西洋なし部会長 吉竹和巳さん
「ここまで手をかけて育てる果物も少ないので自信をもって生産している。遠くにいる家族や親戚、お世話になった人たちにも食べてもらいたい。」

JAえちご中越の管内では、12月末までに約9万箱を出荷予定。22日から販売が解禁となり、県内外のスーパーに並びます。
ル レクチエは水分が蒸発するので、冷蔵庫ではなく、袋に包まれた状態で風通しの良い涼しい場所で保管するとよいそうです。