• 現在のお知らせはありません。

2025年03月15日(土)本日の番組表

UXニュースNEWS

2025.02.28医師に聞く 新型コロナの“これまで”と“これから”県内確認から5年【新潟】

医師に聞く 新型コロナの“これまで”と“これから”県内確認から5年【新潟】
治療の最前線に立つ医師に聞く
新型コロナウイルスの感染者が、県内で初めて確認されたのは5年前の2月29日でした。この5年間の県内の対応への評価と今後の注意点を、治療の最前線に立つ医師に聞きました。

■新潟市 中原八一市長(2020年2月29日当時)
「新潟市内1例目となる感染者が確認されましたのでお知らせします。」

感染が広がると、新潟もマスクを着用した人であふれ、3密回避やソーシャルディスタンスを意識した生活に変化しました。

新潟市中央区の大滝耳鼻科クリニック。大滝院長は当時を振り返って-

■大滝耳鼻科クリニック 大滝一院長
「県内で5例目の患者さんがうちから出たんですよ。当時は中国・武漢でたくさんの方が亡くなっているという情報があったので、スタッフは戦々恐々として周りにも評判が広まったりして、あそこで新型コロナウイルスの患者さんが出たってなって大変でした。」

このクリニックでは、2023年5月の5類移行までの間に8000人を検査し、2000人が陽性反応でした。

■大滝耳鼻科クリニック 大滝一院長
「未知の感染症なので、どうやったらいいのか分からないというのはあったんですけど、県と市町村と医師会と病院とみんな一生懸命頑張って全国で一番感染者と死亡した人が新潟は少なかった。」

大滝院長は、県の医療調整本部を中心に医療機関が一丸となって対応にあたれたことや、ワクチンの大規模接種、検査体制を早めの段階で構築したことが良かったと話します。

■大滝耳鼻科クリニック 大滝一院長
「早く検査をして、陽性の人は宿泊療養にするとかそれによって(感染の)広がりを防いだのが一番大きい。」

県によると、直近(2月17日~23日)の1医療機関あたりの新型コロナウイルス感染者数は平均4.85人。ピーク時と比べ減少しているものの、完全に終息しているわけではないといいます。

■大滝耳鼻科クリニック 大滝一院長
「警戒感とか注意はかなりレベルは下がっていると思う。前みたいに強い病気じゃないし、感染者も少なくなっているが終息はしていない。2023年は1年間で3万人くらい亡くなっている。決して侮ってはいけないと思っている。」

大滝院長は、手洗いやうがい・体調不良時のマスク着用や3密の回避など基本的な感染対策を継続したうえで、症状が出た場合は早めの検査が重要だと話します。

■大滝耳鼻科クリニック 大滝一院長
「熱、のどの痛み、咳ですよね。これだいたい7割から8割出ますので、そういった症状が強く出るようだったら早めに検査を受けること。医院さんに行って検査してもらって、陽性なら陽性の治療、陰性でも例えば咳止めもらったり熱冷ましをもらったりして治療して家でゆっくり休むということが大事なんじゃないでしょうか。」
ページのトップへ