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2025.03.19新潟アルビRC広田有紀選手「私としてはやり続けたいんです」医師免許を持つ“二刀流アスリート”が現役引退を決断【新潟】

新潟アルビRC広田有紀選手「私としてはやり続けたいんです」医師免許を持つ“二刀流アスリート”が現役引退を決断【新潟】
現役引退を決断した新潟アルビRC広田有紀選手
研修医をしながら、陸上の800mで日本選手権などに出場した新潟アルビレックスランニングクラブの広田有紀選手が引退会見を開きました。

■広田有紀選手
「(現役生活は)終始楽しかった。辞めるという言葉は使いたくないが、ここまで人生の半分以上を大好きな陸上に注いでこられて幸せだった。」

陸上800mの県記録を持つ新潟市出身の広田有紀選手。新潟高校在学時にインターハイで優勝して頭角を表しました。秋田大学医学部に進学し、インカレで2位になるなど活躍を見せる一方、医師免許も取得。卒業後は一時陸上に専念しましたが、2年前から研修医と競技を両立させてきました。

■広田有紀選手
「大変じゃなかったと言ったらもちろんウソになる。ただとても充実していた。陸上競技場でテレビで知りましたと言ってお守りをいただいたり、病院でも『先生の記事見たよ』ってお手紙とか子どもたちが絵を書いてくれたり。そういった地元愛を身近に感じながら競技ができたのは、両立あってのことだと思う。」

引退を決意させたのは、度重なるケガ。
800mはコーナーで体に遠心力がかかり、左足の甲の外側を何度も疲労骨折しました。

■広田有紀選手
「コンディションを見れば、もう辞めるべきだった。やるような足ではなかったが、気持ちだけでどうにか昨年までやってきたが、ようやく見切りをつけた。私としてはやり続けたいんです、心の中ではずっとやりたくてやりたくてしょうがないし・・・。体がついてくるなら“新潟から世界へ”というのを果たしたいと思っていたし、800mの日本記録を目指してやってきたので、目標を諦めることを認めることになるので、それが悔しくて。」

今後は、整形外科医として新たなスタートを切ります。

■広田有紀選手
「陸上競技を通して、個人競技でありながら1人では戦えないと痛いほど分かったので、みんなで連携して患者に向き合うことに生かしたい。」

広田選手は、4月から東京の病院に勤務します。
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