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2025.03.07十日町市・松代病院を“無床診療所化”で調整:赤字抱える県立病院で新たな改革案【新潟】

十日町市・松代病院を“無床診療所化”で調整:赤字抱える県立病院で新たな改革案【新潟】
入院患者は県立十日町病院で受け入れる方針
巨額の赤字を抱える県立病院について、県が新たな改革を明らかにしました。十日町市の県立松代病院の入院機能をなくし、診療所とする方向で調整を進めています。

県議会厚生環境委員会で、県病院局は運営する13病院で来年度29億円の赤字を見込んでいて、2026年度末には貯金にあたる『内部留保資金』が枯渇し、22億円の資金不足に陥る見通しを示しました。

各病院の機能や規模の適正化を検討し、十日町市の県立松代病院を病床のない診療所にする方向で調整を進めていると発表。松代病院には39床の入院ベッドがありますが、2024年4月から2025年1月末までの稼働率は一般病床で56.4%、回復期の患者を受け入れる地域包括ケア病床は76.8%でした。

■県病院局経営企画課 田中秀明課長
「病院を維持していくために必要な入院患者数を確保するというのは、非常に厳しい状況となってきております。」

無床診療所化は2026年4月を目指し、松代病院の入院患者は県立十日町病院で受け入れる方針です。

■自民党 尾身孝昭県議
「十日町病院に松代病院の患者を受け入れる余裕をお聞かせください。」

■県病院局経営企画課 田中秀明課長
「(十日町病院には)70程度の空床が生じていますので、仮に入院患者を十日町病院に集約した場合でも十分受け入れ可能と考えております。」

県は、運営するすべての県立病院について、来年度末までに医療需要に対応した提供体制に見直す方針です。
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