2023.03.07卵の品薄・価格高騰…飲食店の特別サービスがピンチ 殺処分も進む【新潟】
ゆで卵食べ放題のサービスの行方は
高病原性鳥インフルエンザの発生が相次ぎ卵の価格高騰と品薄が続き、卵が欠かせない飲食店は厳しい状況が続いています。特別なサービスによる事情を抱えた店もありました。
三条市にある老舗とんかつ店「とんかつ三条」。揚げ物に卵は欠かせず卵高騰の影響は直撃していますがさらに特別な事情が。人気のサービスの「ゆで卵食べ放題」です。
■とんかつ三条 村松 圭介 取締役
「卵の業者から電話がかかってきて、思うように個数が揃えられないとのことだったので、3か月から半年様子を見ながらやっていこうと思っている」
ゆで卵は中には8個食べるという人も。多い日で1日400個を消費します。卵の仕入単価は年末から1.5倍に。去年12月にメニューの価格を7~8%値上げしてしのでいますが先行きは不透明です。
■とんかつ三条 村松 圭介 取締役
「喜んでくれるんだったらできる限り続けていきたいと思っている」
しかし、今後、苦渋の決断 迫られるかもしれません
■とんかつ三条 村松 圭介 取締役
「とんかつなので衣に溶き卵として使うので、こちらが不足したり、なくなるとゆで卵食べ放題もやめざるを得ない」
一方、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された胎内市の養鶏場では約68万羽の殺処分が進んでいて、県によりますと7日正午までに、13万羽余りが処分されたということです。