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2024.09.18原動力は常連客のエール!老舗精肉店が火災乗り越え再開【新潟・三条市】

原動力は常連客のエール!老舗精肉店が火災乗り越え再開【新潟・三条市】
三条市『原仙』が2年半ぶりの再開
2年半前、火事で全焼した三条市の老舗・精肉店が18日に営業を再開しました。復活の原動力は、"常連客からのエール"です。

明治時代に開業した三条市の『原仙』。午前11時のオープンを前に、自慢の肉を使った惣菜を準備していました。
■3代目の妻 原田久子さん
「今は肉じゃがです、定番の肉じゃが。」

3代目の妻・原田久子さん。50年以上、店を切り盛りしてきました。
■3代目の妻 原田久子さん
「(Q.味はばっちり?)と思いますけどね、2年半も休んでいたからわかりません(笑)。」

2022年5月、原仙は火災で店舗兼住宅のビルが全焼しました。3階の住宅部分で寝ていた久子さんと次男の吉章さんは逃げて無事でしたが、食肉加工の機器などが全焼。店の存続が危ぶまれました。
■久子さんの次男 吉章さん
「店の事をどうしようというのは、そこには精神が行っていなかった。2人で生き残れたのが奇跡的なことですね。」

4代目の長男・昌彦さんは、何度も家族会議を開き〝再建〟か〝廃業〟かを検討。最終的に全員が〝再建〟で一致しました。
■4代目 昌彦さん
「地域の皆様、(取引先など)関係者の皆様が復活を願っていたからこそ家族で一致できた。」

火災から1カ月後、三条市の飲食店などから寄付金が贈られました。
■当時の吉章さん
「復活するように前に進んでいきたいと思うので、その一歩に寄付を使わせていただきます。」

苦難を乗り越え迎えた18日のオープン。
■3代目の妻 原田久子さん
「また今後ともよろしく願いします、いらっしゃいませー、ありがとうね、ありがとうね。」

復活を待ちわびていた常連客が次々と訪れます。
■3代目の妻 原田久子さん
「(お客さんが沢山きて)ありがたいですね、うれしいです。もう精一杯やります。」

客足は途絶えることなく続きました。
■常連
「待ってたという感じ。早く早くオープンしないかなと思って。」
「うれしいですね。始まるんだなと思って楽しみにしてました。」

明治時代から続く老舗、地域に支えられ伝統の味を守り続けます。
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