2024.11.04原発事故に備えて:エアテントでの住民防護を訓練【新潟】
組み立て式のエアテント
柏崎刈羽原発から放射性物質が放出された場合に備えて、エアテントを使った避難訓練が行われました。
訓練は、移動が難しい高齢者や施設入所者などを放射性物質から守るためのもので、原発から5km圏内にある柏崎市の中通コミュニティセンターで行われました。放射性物質を取り除くフィルターを設けた体育館の中に、組み立て式のエアテントを設置。この中に入ることで、被ばくを防ぎます。
設置には少なくとも16人が必要で、1時間ほどかかることから住民の協力が不可欠です。
■中通地区行政振興会 佐藤誠会長
「避難できない人が当然出てくるという中では、これがあるとね、ちょっと安心できるかなという感じがあります。」
柏崎市は、「1年ごとの設備の点検に合わせて住民参加訓練を実施したい」としています。