東京電力は柏崎刈羽原発で勤務する20代の社員が6号機の火災や浸水の対策に関する書類38枚を紛失したと発表しました。

東電によりますと社員は5月19日、テレワークをするため上司の許可を得ず6号機に関する書類80枚を発電所から持ち出しました。
帰宅した際、封筒に入った書類を車の屋根に置き忘れ、その後、買い物で車を走らせたところ書類を落下させたということです。
翌朝、書類がないことに気づき柏崎市内の路上で一部を回収しましたが38枚が見つかっていません。

書類を見つけた住民から連絡を受けた東電が社員を特定するまで報告はありませんでした。
東電は紛失した書類に「原子炉安全上重要な情報や核物質防護に関する情報は含まれていない」としています。