受験シーズンも大詰めですが、近年、試験に向かう受験生を狙った痴漢行為が問題になり、SNSではあおるような投稿もあります。県内の公立高校入試を前に警察は駅で注意を呼びかけました。

2日朝、多くの受験生の利用が見込まれるＪＲ白山駅の構内で県警が痴漢への注意を呼びかけました。
受験シーズンは痴漢被害をあおるようなＳＮＳ上での書き込みが増える傾向にあるといいます。
受験生は試験に遅れたくないため、痴漢の被害を受けても声を上げないと目論んだ悪質な書き込み。
県警によりますと県内では受験生を狙った痴漢は確認されていませんが、被害者が通報していない可能性もあるため実情は分かりません。もし被害に遭った場合は試験後でも警察に通報してほしいとしています。
県内では去年、２６件の痴漢が摘発されています。

■新潟中央警察署生活安全課　藏地真澄課長
「そういった痴漢行為は許されないということをみなさんに訴えたい。受験生には不安なく受験に臨んでいただきたいという思い」

7日に実施される公立高校一般選抜の際には、県警は駅周辺の警備体制を強化します。