2024.09.30売上にも影響・・・サルやイノシシ頻繁に出没で恒例行事『栗拾い体験』中止【新潟・五泉市】
サル・イノシシ頻繁に出没
秋の行楽に、野生動物による影響が出ています。五泉市の栗園では、サルやイノシシが頻繁に現れることから、恒例行事の『栗拾い体験』を中止しました。
■今井観光栗園 目黒幹夫さん
「こういうのは、みんなサルが食い散らかした後ですね。4匹かそこらいたんだがね。」
園内に残る食い散らかした跡。五泉市の今井観光栗園では、去年秋ごろに園の周辺で初めてサルが目撃されました。
■今井観光栗園 目黒幹夫さん
「(家の)隣の(畑)柿の木に上ってたのが3匹ほどいて、私自身も(山の)下の方で何度か見てるんですけども。」
園の恒例行事『栗拾い体験』。毎年9月中旬から観光客や地元の子どもたちを受け入れてきました。しかし、今年はサルやイノシシが現れることから体験を中止に・・・
■今井観光栗園 目黒幹夫さん
「栗園(栗拾い体験)をやってるもんですから、お客さんに影響があるんで。(栗拾い体験ができないため)売り上げがガタッと落ちています。」
猟友会が威嚇射撃を実施するなど対策をしていますが、限界もあると言います。
■今井観光栗園 目黒幹夫さん
「栗のところ全部、電気柵とかっていうのは考えられないし、いまのところはどうしたらいいのか迷ってます。」
栗園では、例年通り10月末まで直売所で栗とおこわを販売するということです。
五泉市では今年に入り、サルやイノシシの目撃や痕跡が相次いで確認されていて、ここ数年報告件数が増えているといいます。市は「作物の管理に注意してほしい」と呼びかけています。