2023.02.28太陽光発電などを備えた「雪国型ZEH」 温室効果ガス削減に向けて県が普及進める【新潟】
ZEH=ゼロエネルギーハウス
温室効果ガス削減に向けて、県は太陽光発電などを備えた住宅「雪国型ZEH」の普及を目指しています。県の補助を受けたモニターハウスが公開されました。
全館暖房のモニターハウス。しかし、使用電力量は太陽光による発電量の半分以下となっています。
ZEHとは消費エネルギーを減らしながら、エネルギーを作ることで収支をゼロにする住宅です。
■住宅メーカー
「サッシが3枚でトリプルガラスになっているところが違う。ここが一番熱の弱点になるところなのでサッシをトリプルにすることで体感が違う」
高い性能の断熱材を使い消費電力を最小限にするほか、太陽光発電も導入。県は新潟の気候に合わせた独自の基準を定め、新年度から建築費の補助を始めます。
■県カーボンゼロ推進室 石山豊さん
「CO2削減を進めるにあたってはZEHを重点的に取組んでいるので普及を促進していきたいと考えております」
県の試算では建築費は通常より46万円上がりますが、冷暖房費が年間8万円節約されるため6年で回収できます。
■県カーボンゼロ推進室 石山豊さん
「電気代の高騰もありますので電気代を下げるという意味でも、ぜひ雪国型ZEHを導入して頂きたい」
補助額の詳細などについては県が今後検討します。