女子サッカーWEリーグカップ第3節でアルビレックス新潟レディースは9日ホームで長野と対戦し、元なでしこジャパンの川澄奈穂美選手がアルビ加入後、初めてビッグスワンのピッチに立ちました。

オレンジの19番のユニホームを身にまとい、初めてビッグスワンのピッチに立った川澄奈穂美37歳。

■川澄奈穂美選手
「アップで外に出ていく時にサポーターがこんなに来てくれたんだと感動した」

1600人を超えるサポーターと共に勝利を狙いました。
前半は長野のペース。29分、エリア内でファールを与えPKを献上すると、冷静に決められ先制を許します。
その後も攻勢を強める長野ですが、なでしこジャパン・ワールドカップメンバーの平尾が好セーブをみせ追加点を与えません。
すると37分川澄から上尾野辺へ。同い年、幼馴染コンビでチャンスを作るもゴールならず。
前半を1点ビハインドで折り返します。
追いつきたいアルビは後半、スタートから攻撃的ミッドフィルダー滝川を投入すると、その起用が的中。滝川のゴール左に突き刺ささる豪快ミドルで同点。
さらに40分、コーナーキックから山谷が頭で押し込んで逆転に成功します。
しかし、試合終了間際に追いつかれたアルビ。勝利とはならなかったもののビッグスワンに響くサポーターの声援は、川澄の思いをさらに強くさせました。

■川澄奈穂美選手
「オレンジのユニホームを着てピッチに立てたのは本当のアルビレックス新潟の一員になれた気がした。みなさんと勝って喜びたいのでゴールにどんどん向かっていくプレーをしていきたい」