2024.11.26巨額の赤字抱える県立病院とJA県厚生連が再編視野に協議【新潟】
現状を「未曽有の状況」と表現
巨額の赤字を抱える県立病院とJA県厚生連による再編を視野に入れた2回目の協議が開かれました。
■県病院局 金井健一局長
「改革は途切れることなくやっていく。厚生連と改革、早期に成果を出していくことを念頭に置きながら、今後連携していければ。」
■JA県厚生連 塚田芳久理事長
「現在、急いで経営改革を進めているところだが、早急に立地自治体とも話を進めたいと考えている。」
県庁で開かれた協議は、冒頭部分のみ公開されました。県病院局、JA県厚生連ともに経費削減などに取り組んだ結果、一定の効果が出ているものの、依然として厳しい経営環境にあることを報告。
JA県厚生連の塚田理事長は、現状を「未曽有の状況」と表現しました。
当初の見通しでは、県立病院は今年度の赤字が13病院で約46億円、県内で11の病院を運営するJA県厚生連も今年度の赤字が60億円に達するとみています。このため、両者は再編を視野に9月から協議を始めています。