2024.09.12拉致問題に関する発言なき総裁選、家族会が強い危機感を表明【新潟】
「拉致問題」発言なく「悲しい日本」
事実上、次の総理を決める自民党総裁選ですが、その候補者からは歴代総理が最優先事項としてきた『拉致問題』に関する発言は、ほとんど上がっていません。被害者家族は、強い危機感を抱えています。
総裁選の告示前日会見を開いた家族会。立憲民主党の代表選にも触れて訴えました。
■拉致被害者家族会 横田拓也代表
「命のかかった拉致問題解決に触れる方が、極めて少ないことが大きな不安を感じます。」
横田めぐみさんの母・早紀江さんは、先日、生きてめぐみさんに会える自信がなくなってきたと話したといいます。
■母・横田早紀江さん
「拉致を何とかしなければこの国はだめだと、こんなことでいいんだろうかと、誰一人そんな話をなさる方はおりません。本当に悲しい日本です。」
家族会は声明を発表し、自民・立憲の各候補者に親の世代の家族が存命のうちに、必ず拉致被害者を取り戻す覚悟を持つことやブルーリボンの着用を求めています。