2023.11.14救出の声を 次の世代に伝える拉致問題 横田めぐみさん拉致から46年に【新潟】
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから46年
11月15日で、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから46年となります。めぐみさんの母校の小学校で帰国を願う集会が開かれ、同級生たちが思いを伝えました。
横田めぐみさんが通った新潟小学校では、2013年からこの集会を開いています。14日は、同級生の池田正樹さんが児童に思い出を語りました。
■池田正樹さん
「中学3年生の時までめぐみさんの机が用意されていたが、会えることはありませんでした。頭も良くてとてもやさしい同級生でした。」
同じく同級生でバイオリニストの吉田直矢さんは、やりきれない思いを音色にのせました。
■吉田直矢さん
「情けない、自分の含めて、結果として何も成果を感じていない、結果が出ていないから。言葉は悪いがのんきな感じ。きょうにでも帰ってきてもらわないと困るのに。」
■池田正樹さん
「早紀江お母さんが、哲也さん・拓也さん弟たちが助けてくれって叫んでるんですよ。政府にも北朝鮮に向かって叫んでもらいたい。」
11日に開かれた県民集会で、めぐみさんの弟・拓也さんは、声を上げ続けて欲しいと求めました。
■家族会 横田拓也代表
「誰かの問題ではなく、私たち一人一人に課せられた問題、我が事の問題としてとらえてほしい。これが声なき声に耳を傾けること、風化をさせないことになり私たち一人一人がいつでもできることだと思う。」
後輩たちは、思いを新たにしています。
■6年生
「たくさんの人に拉致問題を忘れられないように伝えていくことが小学生の僕にもできることだと思った」
「めぐみさんのことを知らない人もたくさんいるので、自分が知って発信してより多くの人にめぐみさんのことを知ってもらいたい」
児童たちは 早紀江さんが作詞した「コスモスのように」を合唱し、一日も早い帰国を祈りました。