2023.09.15斬新かつ県内一高いタワー誕生へ サウナにオフィス 三越跡地再開発の全容【新潟】
緑に包まれた150m複合型タワー 2030年春開業予定
新潟ではこれまで見たことのない斬新なタワーがお目見えしそうです。新潟市の旧三越跡地の再開発計画の概要が発表され県内最大級の複合型タワーのデザインが初公開されました。
現在、新潟市古町にある「古町ルフル」は高さ約56m。また、NEXT21は125m。今回この施設よりもさらに高い、超高層タワーの建設が発表されました。
2020年3月、新潟三越が閉店後、新潟市西区の総合建設業「廣瀬」と不動産大手の「東京建物」が中心となり、地権者と共に再開発に向けて準備を進めてきました。
そして15日、商業施設・オフィス・住宅で構成する「県内最高層」の複合型タワーの建設が発表されました。
自然と一体化した先進的なデザイン。地上37階建て、高さは約150m。外から施設を回遊できる立体的な階段が特徴。商業施設には店舗のほか、サウナを中心とした温浴施設が入る予定です。
監修したのは、建築家の藤本壮介さん。独創的かつ洗練された建築設計で、景観デザインの第一人者として知られています。
■建築家 藤本壮介さん
「建物を一目見たときに人が行きかう姿が立体的に建物そのものとして見えてくる」
プロジェクトを進めてきた再開発準備組合・小川恒男理事長は、タワーを中心とした古町地区全体のにぎわい創出に期待を込めます。
■再開発準備組合 小川恒男理事長
「新潟市に友達が来た時にどこに案内したらいいかと迷うと思うが、これを作ることによって新潟の市民の皆さん新潟県からも建物を見に来てもらえるような立派な形に作っていきたい」
公開されたデザインについて街の人は。
■街の人
「インスタ映えしそうな近代的な感じ。木々の自然な感じが良い」
「グリーンが入って現代的な感じがいい。人が往来できるような駅から来やすい街になるといい」
タワーの完成は2029年、翌2030年春の開業を目指しています。