新型コロナウイルスの感染拡大で、これまで感染対策や行動制限で。大きな影響を受けてきた居酒屋などの飲食店、５類に移行して初めての夜の様子を取材しました。

■柿木哲哉記者
「新潟市中央区にあります、古町に来ています。ゴールデンウィーク明け初日ということもあって、街を歩く人の姿はまばらになっています」

　それでも街の人の意識は大きく変わっていました。

■社会人
「結構前から（マスクや人との距離は）気にしてないです。仕事中とかはしてますけど、あとはしてないですね」
■学生
「大人の方と触れ合う機会があったので、マナーといいますか、残っているもので、マスクはつけているんですけど、普段は外したりしてますね」

　古町の居酒屋「月ひかり」感染対策が続いたこの３年を振り返って…

■月ひかり　中坪雅志さん
「思い出すとキツいなっていう。人対人っていう部分で、うちの店は特に仲良くやってきたものがあったので。その部分で考えるとキツすぎたなっていう、地獄をみましたよね」

　時短要請や認証制度。日々変わる対応に振り回された感じも否めないといいます。

■月ひかり　中坪雅志さん
「きのうまでの流れときょうとウイルスに関して何が変わったんだろうと思ってはいますけれども、早く通常の形に戻すということには、よかったなと」

　５類への移行間近だったこのゴールデンウィークは満席になるほど賑わいました。家族連れなど向けのテーブル席のパーティションは５類移行を待たずに外しました。そして、８日カウンター席も外し、席数を１席増やししました。

■常連客
「（パーティションなどが）無くなると２年３年ある状態が続いていたので、昔こうだったな、こっちのほうがいいなと」

　第９波の襲来もあるといわれるため、感染対策も考え、パーティションはまだ取ってあります。客の消毒は判断をゆだねますが、今後も席の消毒は続けます。

■月ひかり　中坪雅志さん
「最低限のことをまたやることはあるのかなと思いますけど、今はそのときが来るまで、ちょっとでいいから解放感を味わいたい」