食品スーパーやコンビニエンスストアなどを手掛ける南魚沼市の「せいかつセンター」が、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けていたことがわかりました。

民間の信用調査会社によりますと、せいかつセンターは解散したくみあい生活センターの事業を継承し、2007年3月に設立。食品スーパーやコンビニエンスストアの運営を主体に、大学セミナーハウスの運営管理、周辺の宿泊施設・福祉施設などへの食材配送も手掛け、2020年3月期には売上高20億1153万円を計上しました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大以降、帰省客や観光客減少の影響を受け、店頭及び宿泊施設向けの販売が低迷し、2022年3月期の業績は売上高が8億9202万円にまで落ち込み、当期純損失668万円と悪化していました。また、出店エリアの人口減少や高齢化による客数の減少、大手スーパーとの競合激化が重なって業績は回復せず、事業継続を断念することになりました。
また、村上市で調剤薬局を経営するウィスタリアも弁護士に事後処理を一任し、破産申請の手続きに入ることがわかりました。