新潟県警は10日、人事異動を公表しました。いわゆる「闇バイト」など、深刻化する匿名・流動型犯罪グループに対応する捜査体制を強化します。

全体の異動者数は2024年より51人多い1725人です。主な幹部人事では、刑事部長に清水宏明生活安全部長、後任の生活安全部長に小森也寸志長岡署長が就任。首席監察官には清水文宏総務課長、警察学校長に左京秀明新潟中央署長が就任し、ともに警視から警視正に昇進します。

交通機動隊長には福井葉子警察学校副校長が就任。県警採用の女性で初の所属長です。県警は女性警察官の登用拡大を進めていて、女性の警視・警部を適所に配置するとしています。

組織改編では、要人などの警護強化を目的に県警本部警備部に警衛警護室を新設。トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)や県内で被害が増えている特殊詐欺・SNS型ロマンス詐欺に対応した組織体制を強化するとしています。異動は17日以降、順次発令されます。

【警視正】
生活安全部長 小森也寸志(長岡署長)
地域部長 須田芳明(警察学校長)
刑事部長 清水宏明(生活安全部長)
警備部長 近藤孝一(地域部長)
新潟署長 倉石浩之(警備部長)
長岡署長 松川寛治(警務部参事官兼首席監察官)

【警視正昇任】
警務部参事官兼首席監察官 清水文宏(総務課長)
警察学校長 左京秀明(新潟中央署長)