2023.09.01新潟空港・県観光の活性化のカギ 新潟空港 国際線再開に向けた課題【新潟】
約3年半ぶりに運航を再開した新潟-上海便
新潟空港と上海を結ぶ航空路線が3年半ぶりに運航を再開しました。新型コロナによる様々な規制が緩和される中、さらなる国際線再開に向けた期待と展望を関係者に聞きました。
8月26日。約3年半ぶりに運航を再開した新潟-上海便。106人の乗客が新潟に降り立ちました。
■上海からの乗客
「この3年間日本にきていなかったので久しぶりに来られて感激している。小千谷に花火を見に行く。」
「新潟では美味しい食べ物を食べて街歩きも楽しみたい。」
新潟空港は中国や韓国など4都市と定期便を結んでいましたが、 新型コロナ禍により全便運休に。
今年1月、台湾の格安航空会社・タイガーエア台湾の台北線がようやく再開し、上海線が2路線目の再開です。
上海便の再開を受け、免税店などの売り上げが増えているといいます。
■新潟空港ビルディング 小關貴裕社長
「手応えを感じている。今のところ搭乗率は6割ぐらいと聞いている。70%ぐらいにいけばもう1便ぐらい、週3回程度運航してもらえると特に業務の方に使いやすいスケジュールになると思う。」
県も、各航空会社にできるだけ早い再開を求めてきましたが、世界的な感染拡大により、人員確保や機材繰りがままならず、調整が難航したといいます。
■県交通政策課 太田勇二局長
「先方の直接本社にも働きかけをしたりしたが、新型コロナに対する捉え方とか情勢とか、なかなか我々としてもいかんともしがたい部分があったので、そういったところは難しかったんじゃないか。」
運休が続く韓国・ソウル線と中国・ハルビン線の再開についても、航空会社との調整を続けています。
■県交通政策課 太田勇二局長
「我々としては一刻も早くということでお願いしているが、他の国際線でもウインターダイヤ(10月末)でも飛ばしてもらえるように働きかけはしているが、それよりも何とか前倒しでできないかとかお願いしているので、少しでも早く復便してもらえたらありがたい。」
他県の地方空港も国際線を再開する中、新潟空港から海外に向かう利用者をいかに増やすかが今後の課題です。
■県交通政策課 太田勇二局長
「空港の活性化や新潟県の活性化に向けては大変喜ばしいこと。アウトバウンドの方も非常に大事ですので、向こうから来てもらうだけでなくてこちらから観光で行ってもらうような取り組みに力を入れていかないとと思っている。」