2025.01.29新築住宅の価格上昇…物価高の余波少ない“リノベ住宅”に注目【新潟】
新築住宅は価格の高止まりが続く
原材料費の高騰で新築住宅の価格が上がる中、比較的価格を抑えることができる“リノベーション住宅”に注目が集まっています。
聖籠町にあるこちらの住宅。
■実家をリノベーション 髙橋琢磨さん
「ここがリノベーションした場所ですね。」
30畳の広いリビングに、開放感のある大きな窓からたっぷりと光が入ります。
■実家をリノベーション 髙橋琢磨さん
「この柱が前と一緒ですね。梁もそのまま。」
屋根や柱、基礎をそのまま生かす『スケルトンリノベーション』という工法を使っています。髙橋さん夫妻は、実家の敷地で新築を計画していましたが、住宅の大きさや金額を考え実家の一部をリノベーションしました。築36年の客間と仏間が…この通り。
■実家をリノベーション 髙橋琢磨さん
「やりたいサイズ感とか内容が叶ったので、新築だとできなかったからすごく満足しています。」
■妻・祐美子さん
「最高です。」
21坪のスケルトンリノベーションと、2階などの一部を改築して総工費は約3000万円。この住宅の設計・施工を手がけたReeLによると、同じ坪数で2階建てを新築すると約5000万円かかるといいます。
■ReeL 弦巻大輔代表
「新築は、感覚ですが30%~40%高くなっているイメージです。」
2020年ごろから原材料費や人件費の高騰で、新築住宅は価格の高止まりが続いていて、この傾向はしばらく続くとみられています。
■ReeL 弦巻大輔代表
「(リノベーションは)新築では出せない良さがあるし、コストも低く抑えられるので、むしろ積極的にリノベーションを考えていただく時期に来ていると思う。」
物価高を乗り切る選択肢の1つとして注目です。