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2024.10.22新米「相対取引価格」平均48%上昇:県産コシヒカリも・・・販売店の対策は【新潟】

新米「相対取引価格」平均48%上昇:県産コシヒカリも・・・販売店の対策は【新潟】
新米「相対取引価格」平均48%上昇
コメの取引価格が大幅に上昇しています。農林水産省は18日、今年の新米の相対取引価格について、全銘柄の平均価格で去年の同じ時期に比べ、48%上昇したと発表しました。
県産のコシヒカリも取引価格は軒並み上昇していて、県内のスーパーなどでは対策を迫られています。

農林水産省は18日、今年の新米の「相対取引価格」を発表しました。「相対取引価格」とは、JAなどの出荷団体が卸売業者に販売する際の価格で、全銘柄の平均では玄米60kgあたり2万2700円に。去年の同じ時期と比べて、48%の上昇となりました。
出荷業者と卸売業者の取引価格として2万2200円を超えたのは、2003年以来21年ぶりです。県産銘柄では、魚沼産コシヒカリが2万4263円、一般コシヒカリが2万858円などと、去年に比べ3300~4000円ほどの上昇となっています。

■庭山陽平記者
「一時は店頭での品薄が続いていたコメですが、新米が流通し、現在は売り場はこのようにいっぱいになっている状況です。そして価格は、県産コシヒカリでそれぞれ5kgあたり3500円前後の設定になっています。」

三条市のスーパー・マルセン。今年の新米価格は去年に比べ、5kgあたり県産コシヒカリが500~800円、魚沼産コシヒカリが1000円近くの値上げとなっています。

■マルセン 太田雅悠専務
「新米が出始めた当初は、置けばなくなっていくような状況だったが、潤沢にコシヒカリが供給される中で現在はほぼ例年通りの売り上げとなっている。」

店では、売れ行きが落ち着いていく中で価格も徐々に落ち着くと見ていましたが…

■マルセン 太田雅悠専務
「実際には、今月15日から問屋の1つが早くも10%くらい値上げということで、店頭での売れ行きと供給の価格のバランスが今までとはちょっと違う。」

値上げの理由は、例年に比べて新米の収量が県内全体で少なかったためだといいます。

■マルセン 太田雅悠専務
「最初にバーっと売れてしまった反動も受けて、あくまで1年間を通してコメが店頭に、市場に流通し続けるための配慮だと聞いているので、仕方ないかなという部分はある、」

一方で、懸念しているのはコメの値段上昇による他の食品の買い控えです。

■マルセン 太田雅悠専務
「コメを主食にする人が多い中で『コメが高いから(おかずは)いつもと違うもの』となると、我々としても販売するものが変わってきますし、そこが1番不安。」

今後の取引価格の動向も注視しつつ、対策を立てています。

■マルセン 太田雅悠専務
「コメは最近まで特売などはあまりしていなかったが、あらかじめ安いうちに在庫を貯めておいて、特売とかを上手く使いながら、お客様にコメを楽しんでもらえるように取り組んでいこうかなと。」
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