2023.09.04新米の作柄は「平年並み」も1等米比率の低下は避けられず それでも「味には変わりなし」JA全農にいがた【新潟】
猛暑で一等米比率低下見込みも「味には変わりない」
JA全農にいがたは4日、全国のコメ卸売業者を招き今年の新潟米の作柄状況を発表しました。高温の影響で1等米比率への影響が心配されています。
新潟市で開かれたJA全農にいがた主催の「新潟米懇談会」。
7月21日の梅雨明け以降、県内ではほとんど雨が降らず影響が心配されましたが、今年の作柄は「平年並み」ということです。一方で渇水や異常な高温による1等米比率の低下は避けられない状況だといいます。
懇談会では卸売業者からも品質を心配する声が上がるとともに、高温に耐えらえる品種の育成について意見が交わされました。
■JA全農 新潟県本部運営委員会 伊藤能徳会長
「おそらく少しは品質の低下もあると思いますが、二等米・三等米であってもきょうも皆さんに召し上がっていただきましたけど味には変わりないので、そういったところを皆さんにお伝えしながらおいしい新潟米を提供したい。」
JAは1等米比率の低下による農家の所得減少に対して融資の準備も進めています。