2023.09.11新米の品質検査 各地で猛暑の影響色濃く 上越市でも「3等米、よくて2等米」【新潟】
上越市で新米検査 ここでも猛暑の影響色濃く
上越市で、この秋収穫されたコシヒカリの品質検査が始まりました。ここでも記録的な暑さがコメの品質に影響を与えています。
11日朝、上越市内のコメ貯蔵施設には市内で収穫されたコメが朝から次々に運び込まれていました。
JAえちご上越では、先週からコシヒカリの品質検査が始まっています。高温障害や水不足による農作物の品質低下はすでに各地で報告されていますが、上越のコシヒカリにも影響が出ていました。
■JAえちご上越営農部 上野康好さん
「いま見ているコシヒカリは白く濁ったコメが多い。3等米、よくて2等米。例年よりも検査等級が劣る」
検査を担当している上野さんによると、白く濁ったり割れてしまったコメが多く、およそ8割が3等米。1等米のハンコはこの秋まだ1度も押されていないといいます。
「味への影響は限定的」としていますが、生産者には収穫の時期や乾燥への注意を呼びかけています。
■JAえちご上越営農部 上野康好さん
「農家には、これ以上高温な天気が続くと胴割れが進むので急いで収穫してもらっている状況。検査に出てくるコメも例年よりだいぶ早まっているが適正な検査に努めたい。」
コシヒカリの検査は10月いっぱいまで続きます。