2023.09.14新米コシヒカリ 県外への出荷始まるも等級低下で胸中複雑 変わらぬ味・食べて支援を【新潟】
食べることで農家を支援してほしい
新米コシヒカリの県外への出荷が始まりました。苦労が報われるはずの時期ですが未だ猛暑の影響が続き、JAなどは食べることで農家を支援してほしいと呼びかけています。
倉庫で出荷を待つ新米のコシヒカリ。例年なら多くが1等米ですが2等米、さらに3等米も目立ちます。
この夏の猛暑の影響が顕著となっています。
■JA新潟かがやき 経営管理委員会 遠藤一雄副会長
「例年に比べると一等米の比率は期待にまったくそぐわないものになっている」
JA新潟かがやきでは、例年なら早生品種も含めて8割が一等米ですが、今年は2割程度にとどまり多くが2等米。そして3等米。これから検査が進むコシヒカリも期待できないといいます。
一方で等級はあくまで「見た目」の評価で味は例年の新米と変わりないと強調します。
■JA新潟かがやき 経営管理委員会 遠藤一雄副会長
「アミノ酸など成分は変わりないので食味には影響ない」
等級は下がったものの、生産コストの上昇から去年に比べ5㎏あたり100円ほど値上げしての販売を想定しています。
■JA新潟かがやき 経営管理委員会 遠藤一雄副会長
「この過高温は災害だと感じている。災害を乗り切るためには消費者の皆さんからも理解していただいて、生産者の出荷されたお米を一粒でも多く食べていただきたい。」
14日は合計98tが出荷され、週末には関東などの店頭に並びます。