拉致被害者家族会と支援団体は、親世代が存命のうちの被害者の帰国実現を政府に強く求める新しい活動方針をまとめました。

こうした中、拉致被害者・有本恵子さんの父・明弘さんが亡くなったことがわかりました。

■拉致被害者家族会 横田拓也代表
「家族会の親世代の高齢化は、厳しい現実を突きつけられています。残された時間は長くはありません。」

これまでの活動方針では、親世代が存命中に一括帰国が実現した場合、北朝鮮への独自制裁解除に『反対しない』としてきましたが、新しい方針では政府に対して一括帰国の実現が独自制裁解除などの条件だと『内外に明らかにすることを求める』として、より踏み込んだ対応を求めます。

こうした中、有本恵子さんの父・明弘さんが亡くなったことが分かりました。96歳でした。家族会の横田拓也代表は、「本当に残念です。日本政府は速やかに日朝首脳会談を行い、全拉致被害者の早期一括帰国を実現してほしい」とコメントしています。