村上市のJA県厚生連村上総合病院が、現在263床あるベッド数を4月から199床に減らすことになりました。

病床の削減は5日夜、新発田市で開かれた『下越地域医療構想調整会議』で確認されました。国は200床未満の病院に対し診療報酬を優遇していて、村上総合病院は病床数の削減によって収支の改善を図るほか、新たに在宅・訪問診療にも取り組みます。

■村上総合病院 杉谷想一院長
「病床数を減らすことによって、外来などに(医師らを)人的に再配置できると考えている。訪問診療をするということで、これまで全くやっていなかった機能を担うことになる。」

村上総合病院は、JA県厚生連の経営危機を受け、産科での出産の取り扱いを3月中に休止することが決まっています。