2023.09.05林の中でくすぶる炎 猛暑・乾燥 長引く山火事 五泉市・銀次郎山で発生6日目 けが人なし【新潟】
林の中でくすぶる炎
乾燥が続き、懸念されていた山火事が発生し長期化しています。五泉市の銀次郎山で8月末に山火事が発生し5日で6日目となりました。けが人はいません。
標高約1050mの銀次郎山。5日午前、山の中腹から煙が立ち上っていました。
稜線沿いに木や草が燃えたような跡が広がり煙はさらにもう1カ所。そして煙が立ち込めた部分にはくすぶり続ける炎が見えました
五泉市消防本部によりますと、8月31日に付近の住民などから「煙が見える」と通報があり、山火事の発生が判明しました。
原因は分かっていません。
付近は登山道がない険しい山の中腹のため地上からは近付けず、県の他山形・福島の防災ヘリの協力も仰ぎ、バケットで早出川ダムから水を汲んで上空から散水し消火活動に当たっています。
鎮火のために雨が期待されていて4日夜は周辺で降りましたがごくわずかで、やはり鎮火しませんでした。
5日で発生から6日目。天候の悪化が予想されたことから警戒態勢をとりつつ、ヘリからの消火作業は中断したということです。これまでのところけが人はおらず、周辺の市民生活にも影響は出ていませんが麓近くの住民は不安そうに眺めています。
■住民は
「怖いね ここずっと雨降っていないからなおさらだね」
五泉市消防本部は天候を見つつ、6日から消火作業を再開する予定です。