2024.09.08柏崎刈羽再稼働の是非問う県民投票目指し 市民有志が署名活動開始へ【新潟】
【資料】2012年に提出された署名
柏崎刈羽原発の再稼働について、県民投票の実施を求める市民有志が来月にも署名活動を始めることが分かりました。
再稼働については、花角英世新潟県知事が「判断を示したうえ県民の意思を問う」との意向を示していますが、時期や方法については明らかにしていません。関係者によりますと、県民投票の実施を目指しているのは県独自の3つの検証の元委員らによる「市民検証委員会」のメンバーなど市民有志で、数カ月前から検討を進めてきました。
このほど固まった方針では、近く県に対して必要な申請を行い、来月上旬にも県民投票条例の制定を求める直接請求に必要な署名集めを始めます。直接請求には、県内有権者の50分の1にあたる約3万6400人分の署名が必要ですが、20万人を目標とするということです。
柏崎刈羽原発の再稼働に関する県民投票は、2012年に市民団体「みんなで決める会」が署名を集め直接請求しましたが、当時の自民・公明・民主各党などが反対し、条例案と一部県議による修正案はいずれも県議会で否決されています。今回、署名活動が行われた場合はこの時以来12年ぶりとなります。