テロ対策上の不備が相次いだ柏崎刈羽原発再稼働の判断にかかわる追加検査で、原子力規制庁による東京電力の小早川社長への聴き取りが行われました。
東京電力本店には3日朝、原子力規制庁の職員３人が訪れ、小早川社長が聞き取りに応じました。

■東京電力　小早川智明社長
「設備と体制の面でパフォーマンスが改善してきていることは感じている。引き続き社長である私の責任の下で一つ一つ着実に対応していきたい。」

柏崎刈羽原発はテロ対策上の不備が相次ぎ現在事実上の運転禁止処分となっていて、原子力規制委員会による追加検査が行われています。
3日は小早川社長に柏崎刈羽原発のセキュリティー上の課題の認識について聞いたということです。

■原子力規制庁　追加検査チーム　古金谷敏之チーム長
「認識のずれは大きなものはなかった。何か課題があったときにそれを改善するというところの仕組みがまだ十分回っていない。そういったところは引き続き改善が必要ではないか」

原子力規制委員会は事実上の運転禁止命令の解除について春頃に判断するとしています。