2023.05.16注目は広島サミット後の動向? 解散総選挙の行方は 新潟4区に見る「常在戦場」【新潟】
常在戦場 新潟4区
19日から開かれるG7広島サミット後の衆議院解散・総選挙の可能性が取りざたされています。岸田総理が外交成果を勢いに、解散に踏み切るのではないかとの見方があり県内の衆議院議員も着々と準備を進めています。新たな区割りとなる新潟4区の動きに注目しました
4日、長岡市山古志で開かれた牛の角突きの初場所。新潟4区で立候補に意欲を示している衆議院議員3人が揃いました。そこで最初に挨拶に経ったのは鷲尾議員でした。
これに対して…
■立憲民主党 米山隆一衆院議員
「鷲尾さんは比例北信越ブロックの当選。小選挙区で当選したのはおれ。あいさつするのがなんで鷲尾議員がトップなのか」
■自民党 泉田裕彦衆院議員
「牛の角突きは昔に比べて政治色が強くなったのでは。注目されてるというのもあるだろうが。私は私」
■自民党 鷲尾英一郎衆院議員
「他の2人への意識特にない。特にそこは意識していないが頑張る」
9日後、鷲尾議員は4区に含まれる自民党長岡支部の支部長に就任しました。4区に含まれる自民党の地域支部の中でも長岡支部は最大です。
■自民党 鷲尾英一郎衆院議員
「自民党長岡支部は様々なことがありながらも、この間、常に戦い、勝ち続けることができた。この先の選挙もしっかりとみなさまの力をいただきながら常勝・長岡を作っていきたい」
長岡支部の支部長だった星野伊佐夫前県議が裏金問題で泉田議員に告発され、離党した後、支部長は空席になっていました。この間、支部長不在のまま知事選や参院選、統一地方選を戦い抜いた長岡支部の強化を誓いました。
■自民党 鷲尾英一郎衆院議員
「今後は衆院選が近くあるので総力を結集して活動していくためにもしっかりとコミュニケーションを図りながらやっていきたい」
同じ日、同じく自民党の泉田議員は新しい区割りで4区に編入された柏崎市で活動しました。裏金問題を告発した後、自民党県連の所属ではなくなった泉田議員。公認候補の前提となる自民党第4選挙区支部の支部長に鷲尾議員が選ばれた過程に不満を持っています。
■自民党 泉田裕彦衆院議員
「支部長問題については県連からは裏金問題のせいなのか排除されている。こういう政治でいいのかということを県民のみなさんに訴えたい」
所属していた自民党の派閥・二階派を退会。独自の活動を展開しています。
■自民党 泉田裕彦衆院議員
「みなさんの声をしっかりと届けていくということでぜひ泉田を使っていただけるようにということを県民に訴えていきたい」
翌日、立憲民主党の米山議員は、新たに4区に編入された見附市で自身のポスターを貼りました。元々は同僚議員の選挙区でしたが手応えを感じているといいます。
■立憲民主党 米山隆一衆院議員
「有権者の反応はいいと思う。菊田さんの選挙区だったのでそういう認識はあるだろうが私を知らなかったわけではないと思うのでいい感触だった」
今の時期にポスターを貼るのは今国会会期末の衆議院解散の可能性に備えるためです。
■立憲民主党 米山隆一衆院議員
「まず6月に解散だとすると今やるべきはポスター貼りになる。そこで一呼吸置くとしたら今度は後援会づくりみたいなことになるでしょうし、どの日程になっても大丈夫なようにやっていくだけ」
G7広島サミット後に解散風が強まるのか。先が読めない中、「常在戦場」を念頭に活動を続けます。