2023.09.07渇水にあえぐ養鯉業・錦鯉 県内大雨からも外れ恵みの雨ならず【新潟・長岡市】
大雨ならず 恵みの雨降らず ニシキゴイにも影響
錦鯉の養殖が盛んな長岡市山古志地域は深刻な渇水の影響を受けています。県内を襲った大雨も外れてしまったようです。
■長島養鯉場 長島弘さん
「いつもだったらここら辺まで満水状態であるが、もう30㎝~40㎝ぐらい減っている」
養鯉業を営む長島弘さん。稚魚が入っていた池は水かさが減ってしまい、鳥に狙われる危険もある為、8月に前倒しをして池から上げました。6日は長岡市にも猛烈な雨が降りました。しかし、中心部から12kmほど離れた山古志地域はさほどでもなかったようです。
■長島養鯉場 長島弘さん
「ここら辺はほとんど道路が少しぬれる程度。毎日天気とにらめっこしていて、天気マークが出るとほっとするが、ほとんど降らないで終わってしまう。」
恵みの雨とはなりませんでした。水不足や暑さにより死んだ鯉はいないものの、成長にも影響が出ています。
■長島養鯉場 長島弘さん
「水が入れ替わらないので、鯉の成長が遅いというところ。高温のためにエサの腐敗が早く、腐敗することで酸欠状態がおこりやすいとそれが心配。」
他の池でも水不足は深刻で、池から上げるタイミングを早めるなど対策を検討しています。