埼玉県川越市の無職の18歳の男が、特殊詐欺のいわゆる「受け子」として、新潟市と神奈川県厚木市のそれぞれ80代の女性から合わせて230万円をだましとった疑いで逮捕されました。

警察の調べによりますと、最初に今年3月、新潟市西区の女性に対し、共謀した何者かが警察や女性の甥になりすまして「カバンを置き忘れ会社の金を盗まれた。金が要るので上司の息子に渡してほしい」などと電話。その日の午後「上司の息子」に成りすました18歳の男が女性と会い、現金100万円をだまし取ったとされています。
さらに4月には同様の手口で、神奈川県の女性から130万円をだましったとされています。
男は容疑を認めていて、受け子になったとこについて「知り合いから紹介された」という趣旨の話を話しているということです。
警察は、女性に電話するなど共謀した人物は複数いると見ていて、指示役の存在や男の余罪など引き続き調べを進めています。