2023.08.22赤字続き県立病院 経営改善は 十日町病院は来春から当面の間 分娩休止へ【新潟】
県立十日町病院は来春に分娩休止
県財政の健全化のための課題の一つである、県立病院の経営改善が議論されています。県立十日町病院が来年春の分娩休止を発表するなど、そのあり方が問われています。
県庁で開かれた、県立病院経営委員会。県立病院は昨年度約5億5000万円の赤字を計上するなど県財政の負担になっています。今年度中の経営改善プランの策定に向けて8月22日は3病院の院長らが、今後の在り方や必要性をプレゼンしました。
■津川病院 原勝人院長
「津川病院が救急車を受け入れないと新潟市まで搬送することになり、搬入時間が約2時間かかることになる。阿賀町唯一の病院ということで、津川病院は救急医療を受け続けなければならない宿命にある。」
経営改革の一方で県立十日町病院は、来年4月から医師の時間外労働の上限が設けられることに合わせて当面の間、分娩を休止すると発表しました。産婦人科診療や健診は継続しますが、分娩は十日町市内に1軒ある民間の医院と魚沼基幹病院などが主に対応することになるということです。