2024.09.20病院間の連携強化へ-県立病院とJA新潟厚生連が巨額赤字解消へ初会合【新潟】
県立病院とJA新潟厚生連が初会合
病院の運営でともに巨額の赤字を抱える県立病院とJA新潟厚生連が19日、初会合を開き病院間での連携を深めていく方針を確認しました。
一部非公開で行われた会合は、県病院局の金井健一局長やJA新潟厚生連の塚田芳久理事長らが出席しました。県立13病院の今年度の決算は、42億円余りの赤字となる見込みです。
さらに、JA新潟厚生連では運営する11の病院で今年度60億円の赤字を見込んでいて、それぞれ経営改革に取り組んでいます。
今回の会合では、人口減少や医療ニーズの変化など現状の課題を共有したうえで、県内に7つある医療圏域ごとに幅広く病院間の連携を強化する方針を確認しました。
■JA新潟厚生連 塚田芳久理事長
「ソフト的な連携をするためには、医師や医療者が持っている文化を合わせなければ難しいという話をさせていただいた。」
■県福祉保健部 中村洋心部長
「それぞれの病院がどういうことを考えるか、単独で考えていては全体のバランスを合わせることはできないので。持続的な医療提供のための第一歩と出来れば。」
今後は、実務者レベルで論点を整理し、必要に応じて2回目の協議の場を設けるということです。