2025.03.03県内で“百日せき”の患者数増加 30~40代が多い傾向-基本的な感染対策の徹底を【新潟】
激しいせきが連続して起こる病気
県内では、激しいせきが長期間続く『百日せき』が流行しています。専門家は、基本的な感染対策を呼びかけています。
『百日せき』とは、激しいせきが連続して起こる病気で、治療などしなければ長いと3か月ほど症状が続くこともあります。
■こばやし内科クリニック 小林義昭院長
「1回出ると落ち着くまでせきが続くと、吐きそうになるような咳をする。『コンコンコン ヒュー』みたいなけいれん様のせきになるということがあります。」
県の集計によると、今年に入って7週の間に57件が報告されており、前年の同期間と比べて53件増えています。
新潟市中央区のこばやし内科クリニックでも、2024年11月ごろから『百日せき』の患者数が増加し、2月は5人が診断されています。特に、30代から40代の患者が多いと言います。
■こばやし内科クリニック 小林義昭院長
「小さい頃、みんな百日せきのワクチンを打っている。切れてくる頃が30代から40代ということで、かかりやすいんだと思います。」
基本的な予防方法は“予防接種”。
また『百日せき』は、せきやくしゃみなど飛沫感染によって広がるため、基本的な感染対策が重要だといいます。
■こばやし内科クリニック 小林義昭院長
「標準的な予防策として、マスク着用とか手洗い・うがいなど、この辺をしっかりやっていくというところになる。」
小林院長は、せきが長く続く場合は病院で検査をしてほしいとしています。