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2023.11.10県内の地銀2行 株価上昇・融資増で増益【新潟】

県内の地銀2行 株価上昇・融資増で増益【新潟】
県内の地銀2行 第四北越フィナンシャルグループと大光銀行
県内の地銀2行が10日、9月中間決算を発表しました。国内の株価の上昇や、融資の増加などにより最終的なもうけを示す純利益は増えました。

第四北越フィナンシャルグループは増収増益。売上高にあたる経常収益は23.1%増の957億円、純利益は11.6%増の138億円でした。
為替の変動で外貨の調達費用が増えましたが、国内の株価の上昇を受けた株式取引で利益を確保。さらに、県外の大企業向けの融資の増加なども増益に貢献しました。

大光銀行は減収増益でした。経常収益は8.9%減の110億円、純利益は25.6%増の11億円。融資先の企業の倒産を受けて関連費用が増えましたが、保有株式の評価損益が改善したことに加えて、中小企業向けの貸し出しや住宅ローンなどが増加し、純利益の確保につながりました。
一方、日本銀行の金融政策の修正により住宅ローンの金利にも影響が出ています。

■大光銀行 石田幸雄頭取 
「10月に日銀の金融政策の再修正があったので今日から0.05ポイントだが3年・5年・10年の固定金利を引き上げる」

今後、固定金利だけでなく、変動金利も上昇する可能性があるといいます。

■第四北越フィナンシャルグループ 殖栗道郎社長 
「足元では動いていないが金融政策の動向によっては変動金利の基準となる短期プライムレートも上がる可能性がある。金利情勢によっては変動金利も動かしていくことになる」

新潟空港を拠点に就航をめざしているトキエアに対する資金提供を巡って、大光銀行は去年10月、3億9千万円の融資を実行しています。
一方 第四北越銀行は5月の決算会見で「検討している」としていましたが10日会見でも「引き続き検討している」と述べるにとどめました。
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