2025.03.25県内各地で今年一番の暖かさに:26日にかけ“黄砂”警戒、花粉症の悪化も【新潟】
26日にかけて“黄砂”の飛来予想
25日は、県内各地で今年一番の暖かさとなりました。上越市高田では最高気温が22.5℃を観測するなど、ところどころで20℃以上となりました。
県内では、26日にかけて“黄砂”の飛来が予想されていて、医師は“花粉症”の症状が悪化することもあるとして対策を呼びかけています。
『観桜会』の準備が進む上越市の高田城址公園。最高気温は22.5℃と5月中旬並みの暖かさとなりました。気温が上がるこの時期に気をつけたいのが“黄砂”です。
気象台によると、県内では26日まで“黄砂”の飛来が予想されています。
■専門学生
「目が痛いとかですかね。」
■80代「(洗濯物を)外に出さないことにしようと。洗濯物は私がしているんですけど、外には出さなかったんです。今日明日は(外に)干さないつもりです。」
水平方向に見通しの効く距離は10km未満になる可能性もあり、5km未満になると交通障害が発生する恐れもあります。
さらに警戒しなければいけないのが“花粉症”。
24日に訪れた患者の6割が花粉症だったという大滝耳鼻科クリニックの大滝院長は「花粉症の症状を悪化させる」と話します。
■大滝耳鼻科クリニック 大滝一院長
「黄砂が加わると症状が強くなる。鼻水にしても目にしても。それ以外にせきとか気道の関係の症状が強くなる。」
花粉と比べて細かい黄砂は、気管支や肺まで届いてしまうため花粉症の症状が強まるだけでなく、せきが出たりのどの炎症にもつながると言います。黄砂の予報が出た場合には、まず外出をなるべく避けることが大切だと言います。
■大滝耳鼻科クリニック 大滝一院長
「気温が上がって風の強い日は午前10時くらいから気温が上がっていくので、夕方までできるだけあまり外には出ない、外出を控えたほうがいいと思う。」
外出する際の対策としては、マスクや眼鏡の利用・花粉がつきにくい素材の服を着用するなど花粉などを家に持ち込まないことや、洗濯物の外干しを控えることも対策になるということです。