2025.03.11県内各地で黙とう 犠牲者に追悼の祈り、今も1700人以上が県内に避難-東日本大震災から14年【新潟】
午後2時46分県内各地で黙とう
東日本大震災の発生から、3月11日で14年です。ふるさとへの帰還や定住が進む中、今も1700人以上が避難しています。県内では、発生時刻に合わせて犠牲者に追悼の祈りが捧げられました。
東日本大震災が発生した午後2時46分。
三条市では、避難している人や滝沢市長らが犠牲者に対し黙とうを捧げました。
7.13水害などの経験から三条市は、震災直後に避難所を開設し、最大で815人が避難し今も51人が暮らしています。
■福島県南相馬市から避難 高野光輝さん
「普通じゃないことが起きていると実感したのを覚えている。当時より復興してきたところはあるが、まだ震災の名残があるのかなと思う。」
■福島県南相馬市から避難 佐藤聖幸さん
「(震災の経験を)下向きに捉えるばかりでなく、得た経験を人に伝えたり子ども世代や次の世代に歴史をつないでいきたい。」
柏崎刈羽原発には、東京電力新潟本社の社員約100人が集まり黙とうを捧げました。
■柏崎刈原発 稲垣武之所長
「引き続き3.11の教訓を忘れず、『地域を愛し地域に愛される発電所』を一緒に目指してまいりましょう。」
小早川智明社長はリモートで「福島への責任を果たすため、東電グループが心ひとつに『ワンチーム』として行動していきましょう」と話しました。